J2第4節東京ヴェルディvsジェフ千葉@フクダ電子アリーナ

こんばんは、オシャンティー番長こと、きむちぱみゅぱみゅです。
はい、黙ります。




サポーター目線での感想は、BRIGATA VERDEに書くとして、ブログでは久々に個人の目線で昨日のヴェルディを振り返ってみようと思います。


まず、避けては通れないのがフクアリというハコの素晴らしさ。これは今ここで僕が言うまでも無い事ですし、現地に行かれた方はほぼ間違いなく思ったはず。「う、うらやましすぎる」と。
練習場とホームスタジアムが同じ区画内にあり、周辺にはショッピングセンター、フードパークも充実。おまけにスタジアムは国内最優良クラス。今のヴェルディに無いものが全て揃っていると言っても過言ではない環境です。

フクアリが出来る前、さらにはオシム以前のジェフといったら、動員は5000人前後でガラガラの市原臨海、というイメージ。失礼かもしれないけど、01年とか02年頃は、「なんとかジェフになら応援で対抗できる」というレベルだった。(当時のヴェルディのゴール裏も、今に比べれば立ってる人数は5分の1くらいだったけど。)

それが、「オシム」と「フクアリ」でここまで変わってしまう。
もちろん、ジェフのフロントの頑張りなどもあっての結果だろうけど。

最近のセレッソも同じ匂いがする。「クルピ」「香川」「キンチョースタジアム」。

どちらも、日本リーグ時代から日本サッカー界に名の通った企業である、古河、ヤンマーという、大企業の後ろ盾があるのも大きいだろうけど、それにしても、数年前までは動員的にはヴェルディとはさほど差が無かったジェフとセレッソ。ヴェルディがまず目指すべきなのは、この2クラブの様な成功への道を歩むことだと思う。

あ、決して今のヴェルディを卑下してるわけではないです。
今ヴェルディに関わってる人達は、皆それぞれが出来ることをやっているし、もちろんまだ足りない部分もあるだろうけど、去年、一度ゼロになったヴェルディは、1段ずつ階段を上がっていると思います。自分もその中の一部として、ヴェルディへは全力を注いでいるつもり。

うーん、例えば、今年J1に上がって祐希が五輪代表に入って、五輪でFK決めてメダル取って、フル代表入って、そんで何かの拍子で練馬あたりに2万人収容のサッカー専用スタジアムが出来れば。。。という、かなり甘々な妄想ですが、でも、今のこの行き詰まった状況から脱却するには、それくらいのインパクトある要素が無いと、なかなか厳しい感じがしているのも事実。

密かに、「羽生社長はジェフ出身だし、そのあたりの成功事例のノウハウは持ってるはずなんだけどなー」と、淡い期待は抱いているんだけど、最近は社長がこのクラブをどうしていきたいのかというビジョンもいまいちよくわからないし、ビジョンはあっても、それがクラブやサポーター全体に共有できていないなという印象。

ビジョンあったらサイトももうちょっとしっかり作るだろうしなー。とか。今は我慢のしどころなのかな。




あ、前置きのつもりが長くなってしまった。。


試合は、間違いなく今年で一番熱のこもったゲームだったし、記憶にも残り続ける試合だと思う。
「結果は結果」ということは充分承知しておりますし、絶対に勝つ意気込みだったから、同点に追いつけたとはいえ滅茶苦茶悔しい引き分けですよ。
でも、ある意味「全力は出し切った」んだと思う。選手もサポーターも。それはそれで、もうこれ以上どうしようもないんですよ。全力なんだから。「満足」とは違う。まだまだ上を目指せるし、上に上り詰めていかなきゃいけない。だけど、2011年9月4日現在でヴェルディが出せる力ってのは、フクアリで全て出せたんだと思う。

だから今は次の試合が楽しみ。早くこないかな。


前半のラスト、相手に攻められた後に、祥平と祐希が本気でぶつかって言い争っているのが、ゴール裏からはよく見えたと思います。19歳の2人が本気でヴェルディの為に戦ってた。あのシーンで、逆に自分らの心にも火が付いた気がしました。
そして試合後、地面に手を付いて立ち上がれないDF陣、涙する祐希。
このチームに本当に「強くなってほしい」「J1で戦って欲しい」という強い思いを、改めて抱きました。

ちなみに、マラニョンのゴールシーン、ほとんど記憶にありません。笑
アベタクのポストに当たったシーンとか、祐希のミドルとかは、今思い出しても「ああなんで入んねーんだよ」と悔しくなるほど脳裏に刻まれているけど、マラニョンのシーンは、誰がクロスを上げたかも映像見るまで全然覚えてなかった。
「スコッ」ってマラニョンがヘディングして、ネットが「パサッ」ってなって、皆が「イイェアーーーー!」ってなったのが、断片的になんとか思い出せるような、思い出せないような。



とにかく、このジェフ戦を必要以上に美化する必要はないけど、このフクアリで体験したこの感覚は忘れちゃいけないし、必ずプラスの力にしていかなきゃいけないと思う。

選手も、サポーターも。




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Category : フットボール