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#02 vs町田 1-1 NO VERDY,NO LIFE.

Jリーグが戻ってきた。

4ヶ月の中断期間中、週末は思いっきり昼まで寝たり、映画やドラマを観たり、近所を散歩したり、自炊をしたり、DIYしたり、野球をしたり。
心身共に充実した週末を送り、退屈に感じることはなかった。
このままJリーグが始まらなければ、こんなにもゆとりある生活が送れるのか、それはそれで良いのではないか、とさえ思った。

Jリーグが再開されると決まり、SNSやネット上でも再開への機運が高まってきたが、Jリーグのない週末に慣れきってしまった体は、どこか実感がなく気持ちも高ぶることはなかった。

しかし、いざ始まってみれば、チョロいもんである。
人生の半分以上この沼に浸かっている身、感覚を思い出すのは早かった。

前半3分。
一瞬緩んだ守備を突かれ、相手のキーマンにロングシュートを突き刺される。
ああ、これだ。
このやりきれない感覚。
これは、ヴェルディを応援していないと味わえない感覚である。
「ああ、なにやってんだよ…」
いつもならばため息をつきやる気を削がれてしまうこの感覚だが、それを味わえたことに、妙な懐かしさを感じることができた。

決定的チャンスを外したシーンでは大声を上げ頭を抱え、
ロスタイムにPKを獲得したシーンでは絶叫しガッツポーズ。

これが私達の週末だ。

「新しい生活様式」だとか「コロナとの共存」だとか世間は囃し立てるが、コロナが来る前の方が良かったことに関しては、絶対に前の状態に戻るように努力をすべきだ。
肘タッチなんて詰まらん、思いっきり抱き合いたいし。

「友人と一緒にテレビ観戦する場合も、対面にならず、会話を減らし、マスクをして、社会的距離を確保する」というJリーグのプロトコルに則り友人と観戦。ピザを食べながらのサッカー観戦はとても楽しいことに気づく。

失わずして、変化する。
そんな感じが良いと思う。

そんなことを日々感じていたときにJリーグが戻ってきたことは、自分にとって大きな希望となった。
いつものゴール裏の日常に戻るにはもう少し待つ必要はありそうだが、ひとつひとつステップを上り、楽しみや感動、熱狂のある日々が戻りつつあることを実感した。

試合の次の日の日曜、寝坊をして、昼ごはん食いながらDAZNでハイライトを観る。
幸せです。

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Category : フットボール