いま、東京ヴェルディを観に行くべき10の理由

いま、東京ヴェルディが熱いんです。
4/2の岡山戦に1-0で勝利し、なんと5試合連続の完封勝利。
まだ6試合経過時点ですが、5勝1敗でJ2の首位に躍り出ました。

昨年、42試合で61失点を喫し、22チーム中18位で辛くもJ3降格を免れたチームとは全くの別物に生まれ変わっているのです。

開幕戦こそ徳島に0-1で負け多くのサポーターが「今年も厳しいのか…」と肩を落としていましたが、そこから約1ヶ月、失点ゼロ!!!

しっってんぜろ!!!!

1節vs徳島 ●0-1
2節vs大分 ◯1-0
3節vs水戸 ◯4-0
4節vs山口 ◯2-0
5節vs岐阜 ◯1-0
6節vs岡山 ◯1-0

しっっっってんぜろ!!!!!!!!!

「◯」と「0」の連続が気持ちよすぎます…

しかし…
ここまでホーム3戦を闘い、観客動員は
2節vs大分 5749人
3節vs水戸 3296人
5節vs岐阜 3331人
動員をかけた開幕戦こそ5000人オーバーでしたが、ここ2試合は3000人台と、絶好調なチーム状況とは裏腹に、苦戦が続いています。

しかし今年のヴェルディは、サポーター一同自信を持って「もっと沢山の人に観に来て欲しい!」とオススメ出来るほど良いサッカーをし、ひたむきに勝利に向かって90分間を闘い抜いているんです。

少しでもヴェルディが気になってくれた方がスタジアムに足を運んでくれるよう、簡単ですが今のヴェルディの10の魅力をまとめてみました。



目次
1,経験豊富なスペイン人指揮官が熱い!
2,クレバーなディフェンスラインが熱い!
3,ファールが少ない!イエローカードは6試合でわずか1枚!
4,ガンバ三銃士が熱い!
5,高木兄弟が熱い!
6,走りまくるウイングバックが熱い!
7,イキの良い若手がたくさん!
8,ブラジル人ストライカーが熱い!
9,限られた予算、でもチームは前向きに!
10,観戦初心者でもウェルカムなホームスタジアム!



1,経験豊富なスペイン人指揮官が熱い!

今年、ヴェルディが生まれ変わった一番の要因と言っても過言ではないのが、スペイン人指揮官、ミゲル・アンヘル・ロティーナの存在です。

セルタ、エスパニョール、レアル・ソシエダ、デポルティボ、ビジャレアルといったリーガエスパニョーラの古豪で指揮を取り、セルタ時代はチャンピオンズリーグ16強の経験も。

昨年J2・18位のヴェルディが再建を託した59歳の指揮官が、ここまで期待以上に、3-4-3のシステムで選手の能力を最大限に発揮し、ヴェルディに新しい風を吹かせてくれているのです。

(マフィアのような強面に見えるが、かなり温厚で良い人。隣のイケメソは右腕イバンコーチ)



2,クレバーなディフェンスラインが熱い!

ここまで6試合で失点1、さらにディフェンスの選手はイエローカード0。
新しい3バックのディフェンスラインが強固な「緑の壁」を築いています。

中心を担うのが浦和レッズから新加入のベテラン19番永田充。

レッズ時代はミハイロビッチ監督から「フランツ(ベッケンバウアー)」と呼ばれていたようで、ディフェンスラインからの正確なロングフィードは息を飲むほど正確。

永田の両脇を固めるのが、主将・3番井林章と、5番平智広。

2013年に大卒で加入以降着実に力をつけ、主将として3シーズン目を迎える井林は、オフには毎年のように他チームからオファーを受けるほどの逸材。
競り合いはJ2屈指の強さを誇り、今年はセットプレーから既に2ゴールも挙げています。

さらに、6節岡山戦では永田の負傷のアクシデントにも関わらず、交代で入ったヴェルディユース出身の4番畠中槙之輔が、永田顔負けのロングフィードや、競り合いの強さを見せ、層の厚さも証明。

冷静にそして着実に守備をこなす、秘めた闘志を持つ3バックが、ヴェルディの躍進を支えています。



3,ファールが少ない!イエローカードは6試合でわずか1枚!

ロティーナヴェルディになり大きな変化を遂げたのが、イエローカードの数。
昨年は42試合でイエローカード70枚(リーグワースト2位)でしたが、今年は6節終了時でイエローカード1枚!
1枚はFWアラン・ピニェイロによるもので、ディフェンス・ボランチの選手は未だに0枚です。

昨年は後手後手に回っていた守備が改善され、しっかりと自分たちの間合いで守れていることの、良い証明です。

4,ガンバ三銃士が熱い!

昨年途中加入で大きなインパクトを与えた、MF32番二川孝広に加え、
今年は二川と共にガンバ黄金期の中盤を支えたMF27番橋本英郎、
さらに出場機会を求めて若手のMF17番内田達也が加入。

特に内田達也(ウッチー)はボランチの一角で大きな存在感を見せており、「こんな良い選手が出られないガンバどんだけだよ」と、ヴェルディサポーターも驚愕。

そんなウッチーの特徴は一言で言うと、まさに日本代表の「今野泰幸」のよう。
守備での読み、インターセプト、一対一の強さ、奪った後の展開の正確さ、機を見た攻撃参加。
今のところパーフェクトな活躍を見せ、ヴェルディサポーターの心をわしづかみ。

27番橋本英郎(ハシさん)も、培ってきた高い戦術理解度と、豊富な経験値を若手の多いチームに還元。
5連勝で浮足立っているサポーターも、ハシさんの「この時期の首位には全く意味は無い」という冷静なコメントに、ハッと目を覚まされました。苦笑
とにかく、これだけ冷静に戦術・チームのことを客観的に見られる選手がいるのは、大きな強みです。

32番二川孝広(フタさん)は、現時点ではメンバー入りはしていませんが、長いシーズン、14年間ガンバの10番を背負ってきたフタさんの力が必要になるタイミングが絶対来るはず。

とにかく、ウッチー、ハシさん、フタさんのガンバ三銃士は、ヴェルディに大きな力をもたらしてくれています!



5,高木兄弟が熱い!

10番MF高木善朗(次男)と、18番FW高木大輔(三男)が、名実ともにヴェルディの顔になりつつあります。
(長男高木俊幸は浦和レッズ所属、父親はプロ野球選手で盗塁王も獲得した高木豊氏。)

ヴェルディでプロデビューした善朗は、オランダ→エスパルスを経て一昨年帰還。
昨年は「10」を背負い、不調なチームの中でも孤軍奮闘し8ゴール。
正確なテクニック、パスセンス、積極的なミドルシュートを武器に、今季も3トップの一角で攻撃のタクトを振るいここまで2ゴール。

大輔は、本職はFWながら今季は豊富な運動量を買われ右ウイングバックでフル出場中。
気持ちを全面に表現して、体を張って走り抜く大輔は、サポーターにとって特別な存在。「ヴェルディでJ1に行かなければ意味がない」という言葉を現実のものにする時は近い?!



6,走りまくるウイングバックが熱い!

その高木大輔が右を担うウイングバック。
左は左で、6番安在和樹(アンカズ)が攻撃に守備に走りまくります。
元々左足の精度は誰もが認めるところでしたが、今季はそれ以上に運動量がスゴイ。
守備時はゴールカバーで決定的なクリアでチームを助け、攻撃では鋭い抜け出しやクロス、強烈なロングシュートでチャンスを演出。

右の大輔、左のアンカズ、ヴェルディの新しい両翼が相手をかき回します!



7,イキの良い若手がたくさん!

近年のヴェルディは育成組織からの昇格選手を中心とした、若手主体のチームづくりをしており、期待感が高まる反面、経験不足が露呈する部分もあり成績は不安定。
しかし今年はその実がようやく実りつつあります。

今季も育成組織出身選手は、登録28人中13人と約半数。

10番高木善朗、18番高木大輔、6番安在和樹が主軸として欠かせない存在に。現在は負傷中ですが、ロティーナ監督が「特別な存在」と特に評価している20番のボランチ井上潮音は間違いなくこれからのヴェルディの中心、そして活躍によっては代表も狙える逸材です。

高卒からコンスタントに試合出場を重ね、すでに100試合以上の経験のある2番安西幸輝は現在スーパーサブとして試合の流れを変える役割を担いながら、虎視眈々とレギュラーの座を狙い、昨年ブレイクした14番澤井直人(アキレス腱断裂のリハビリ中)も、夏以降の復帰が期待されます。



8,ブラジル人ストライカーが熱い!

今年はブラジル人ストライカー、7番のアラン・ピニェイロが熱い!

6試合で4ゴールとブレイク中!
(昨年までは2年連続で3ゴールしかとれなかったのに…)
ゴールだけでなく身体を張ったキープや、前線からの守備など献身的なプレーもチームを助けています。
アランを活かす攻撃パターンは、迫力ありますよ!

まだ0ゴールですが189cmの9番ドウグラス・ヴィエイラも、ブラジル人らしからぬ献身的な動きで攻撃の起点に。これからの爆発に期待です。



9,限られた予算、でもチームは前向きに!

かつては読売新聞、日本テレビの力で、スター選手を集めたヴェルディ。
しかし、その代償は大きく、親会社撤退後は2010年には存続が危ぶまれるほどの経営危機。
せっかく育った育成組織の選手は、花が開けばすぐに売却。
その資金でなんとか食いつないできた過去があります。

以降、身の丈のあった経営で、決して裕福とはいえない予算規模ではありますが、多くのスポンサーや地域の方々の支えもあり、ヴェルディは着実に前に向いて進んでいると感じます。

そして今年、ロティーナ監督がスペインからいい風を持ってきてくれた。
まだまだ完璧とはいえない状況ですが、一歩ずつ前進しているヴェルディ。
ハマるなら今のうちです!

監督もスタッフ陣もみんなファミリー!



10,観戦初心者でもウェルカムなホームスタジアム!

ヴェルディの魅力のひとつ、それは、観戦初心者でもウェルカムなスタジアムの雰囲気。
動員には苦しんでいますが、一度来てくれた人にその楽しさや熱狂を知ってもらい、「また来たいね」と思ってもらえるようなホームスタジアムを目指して、サポーター一同取り組んでいます。

ゴール裏はこのように、ウェルカム体勢ばっちり。

応援がわからないという方には、応援歌詞カードをお配りしています!

いきなりゴール裏は緊張する…という方には、少し外れたエリアに「応援体験ゾーン」も設けています。
体験ゾーンでは、チャントの歌詞のボードも出してくれたり。

あの「全力さん」にも会えますよ!



ヨーロッパや南米のような、いわゆる「熱狂」とは違うかもしれませんが、ヴェルディにはヴェルディでしか味わえない、楽しさ、熱さ、人の温かさがあると思います。

試合内容は水物なので、勝ったり負けたりは当たり前。
しかし、たとえ負けたとしても「また応援したい」と思えるようなゴール裏でありたいと思っています。

さあ、これを読んで少しでもヴェルディが気になった方…

是非一度、ヴェルディホームゲームへ遊びに来て下さい!

次節は4/9日曜14時キックオフ、駒沢にて4位湘南ベルマーレ戦!
昨年J1のチームにどれだけ今の力を発揮できるのか。

渋谷からスタジアムまで20分、試合前後にはお花見にもちょうどいい季節。

詳しくはこちら↓

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『ペレイラ、米山、そして井林章』

『ペレイラ、米山、そして井林章』

全8回の大人のサッカー教室も、折り返し地点。週1回、1時間ちょっとの時間ではあるが、しっかりとしたコーチにサッカーを教わることで、自らのプレーだけではなく「サッカーを深く見る力」も養われているような気がする。
 
今回、僕達を教えてくれているのは、ヴェルディユース出身の林崇裕コーチ(初代小林裕紀やオサマ世代)。イケメン、そしてコーチングが美声。惚れる。
DF出身ということもあり、守備の指導の際には、とてもわかりやすく丁寧にアドバイスをしてくれる、素晴らしいコーチだ。そんな林コーチが今日言っていた言葉がとても印象に残った。
 
「身体は熱く、頭はクールに。それがディフェンダーの条件。」
 
帰り道、原チャをすっ飛ばしながら、その「身体は熱く、頭はクールに」という言葉について考えを巡らせていると、ひとつの仮説にたどり着いた。
それは、「ヴェルディが安定した成績を残している時期には、『身体は熱く、頭はクール』なディフェンスリーダーがいる」ということ。
 
ヴェルディらしさといえば、「華麗なパスサッカー」とか「やんちゃなドリブラー」とか、どうしても攻撃的な要素に目が言ってしまうが、実際の成績と結びついているのは、ディフェンス面に安定した人材がいる時期なのではないかーーーー
 
 
「身体は熱く、頭はクール」という言葉を聞いてまず思い浮かぶのは、頭脳派将軍こと、米山篤志だ(98〜05在籍)。桐蔭学園時代に李国秀氏の元でプレーをし、李氏が総監督となった99年からヴェルディのセンターバックのレギュラーとして定着。2005年の降格の際に、林健太郎と共に失意の戦力外通告を受けて退団するまで、約7年間、中澤佑二や毎年変わる助っ人外国人を相棒に据え、守備の要としてヴェルディを支えていた。米山の在籍期間中、ヴェルディは低迷期脱出の足がかりとなりそうな、好成績を収めている(実際には足がかりにはならなかったが…)。99年1STステージにはリーグ2位、02年2NDステージには4位、さらに04年には天皇杯優勝。近年のヴェルディで最も成績の良かったこの3シーズン、米山はほとんどフルで出場しているのだ。(99年は29試合、02年は28試合、04年は29試合。共に1シーズン全30試合)
ちなみに、松木安太郎監督の采配により出場機会の少なかった01年(30試合中21試合出場)にはチームは見事に降格争いを演じている。
 
前述の、ヴェルディが好成績を収めた3シーズン、そのチームには目立ったストライカーはいなかった。02年こそエジムンドが躍動したが、99年と04年は目立った助っ人外国人はおらず、99年のチームトップスコアラーはなんとボランチの林健太郎(7得点、ほぼPK)であるし、04年天皇杯優勝は18歳のイ・カンジン以外は日本人選手で固め、飯尾・平本の2トップでカップを勝ち取った。
しかしその影には、やはり米山篤志がいるのだ。99年はまだ駆け出しだった中澤佑二を見事に飼いならしリーグ屈指のセンターバックコンビに成長、04年天皇杯はイ・カンジン、富澤と、こちらも若い2人を統率し、ガンバ・磐田を下したのだ。
 
 
さらに、もう少し時計の針を戻してみると、ヴェルディの黄金期にはペレイラ(93〜95在籍)という偉大なディフェンダーがいた。幼少期の思い出なので、定かではないかもしれないが、ペレイラのイメージは「熱さ、強さ、冷静さ」だ。当時のヴェルディのスターといえば、やはりカズ・ラモス・武田に目が行ってしまうが、ペレイラ自身は94年にJリーグMVPを獲得していることからも、このチームの要の存在であったことは明らか。今でも、歴代最高ディフェンダーにペレイラを推すオールドファンは多いはずだ。
 
 
ペレイラと米山、2人はそれぞれの時代でリーグトップクラスのディフェンダーであった。ペレイラは言わずもがな、米山も00年アジアカップでトルシエジャパン入り。松田・森岡のバックアップではあったが、Aマッチ1試合に出場している。さらに2人は「冷静さ」という観点からもAクラスの結果を残している。ペレイラは在籍3年間、136試合で退場はゼロ。米山は00年に全試合出場で警告ゼロという素晴らしい記録を残し、フェアプレー個人賞を受賞している。センターバックにも関わらずカードが少ない、ということは、強く当たりながらも、常に冷静な判断を続けられている結果なのではないだろうか。2人はまさに「身体は熱く、頭はクール」の体現者だ。
(ペレイラに関しては、マリーシアを使いこなした上での、フェアプレーです。苦笑)
 
 
ヴェルディ黄金期、そして低迷期の中でも成績が良かったシーズン。そこには2人の「『身体は熱く、頭はクール』なディフェンスリーダー」がいた。
時は2015年。抜け出せないJ2の長いトンネル。そんな中、今シーズンは昨年の20位から驚異的な成長を見せ、昇格争いに食い込んでいる。今のヴェルディには、カズやラモスのようなカリスマや、エジムンド、エムボマ、ワシントン、フッキのような規格外の助っ人もいない。
 
そう、そこにいるのは、井林章だ。
 
ヴェルディが好成績を収めるために必要な、「『身体は熱く、頭はクール』なディフェンスリーダー」になれる可能性を秘めている男が、今のヴェルディにはしっかりと存在しているのだ。
井林はヘディングに絶対の自信を持ち、空中戦勝率は70%を超えJ2トップクラスという「強さ」を備えながらも、警告はリーグ94試合出場でわずかに5枚。安在、安西、三竿といった若手の守備陣を統率し、近年のヴェルディにおいては突出した堅守(30節終了時で26失点)を築き上げている。
確かに、慌てて無理なスライディングをしたり、相手に翻弄されてファールでストップ、といったシーンは、今シーズンの井林にはほとんど見られない。キャプテンという重役を背負いながらもしっかりと結果を残すことで、アカデミー出身者が多いチーム内でも厚い信頼を得ているのだ。トップリーグでの経験が無いため、米山・ペレイラと並べるにはまだまだ時期尚早ではあるが、プレースタイルや現状の結果を見れば、2人のような国内トップクラスのディフェンダーになれる可能性は充分あるし、それこそがヴェルディ浮上のための絶対条件でもある。
 
ヴェルディがここからさらに上へ行くために。

米山が残したような、トップリーグでの1ケタ順位やカップ戦制覇。ペレイラが残したようなリーグ2連覇という栄光。その夢の実現は、新世代の「身体は熱く、頭はクール」の体現者である井林章に懸かっているのである!

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選手コール・チャントについて、心理学の実験を元に考えてみる

お正月にNHKでやっていた「大心理学実験」という番組が、
サポーターにとってとても興味深い内容だったので、ご紹介したいと思います。

 

※あくまで僕の個人的な意見なので、誰かを批判したり、誰かにこの内容を強要するという訳ではありませんし、僕の狭い知識や見地を元にした内容なので、間違いもあるかもしれませんのでご了承ください。

 

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サポーターにとって「個人の選手を応援する」ということは、
日本独自に築き上げられた文化なんじゃないかと思います。

世界を例に見ると、スタジアムに掲げられているゲーフラや横断幕は、ほとんどが
チーム全体に向けられている物が多いように感じます。
また、チャントやコールに関しても、一部のレジェンド的な選手を除いては、
試合中に特定の選手を応援するということは、海外ではなかなか見られないかと思います。

学生の頃にアンフィールドのKOP(ゴール裏)を体験した際も、
選手チャントやコールがあったのは
「♪スティーブン・ジェラ〜ジェラ〜(ケセラセラのメロディーで)」

「シャビーアロンソ!(** * **)」
だけだったと記憶しています。

日本のサポーター文化で、チーム全体に加えて、
選手個人を応援するスタイルが定着した理由については、
日本人の性格的なものだったり、
例えば野球の応援からの流れだったり、
アメリカW杯予選の時にウルトラスニッポンが代表選手全員の個人チャントを作ったり、
ということに由来するとは思いますが、
その理由についてはまた別の機会に詳しく調べてみようと思います。

 

さて!
前置き長くなりましたが本題に入りたいと思います。

 

「社会的手抜き(Social loafing)」という言葉をご存知でしょうか。
簡単に言えば、人は集団になればなるほど手を抜いてしまう、ということです。

例えば、綱引きをする時に、

Aさんが1人で引いた場合を100㎏の力をすると、
2人で引いた場合、Aさんの力は93㎏、3人で引いた場合は85㎏、
そして8人で引いた場合は、なんと半分以下の49㎏まで減少します。
(リンゲルマンの綱引き実験)

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ちなみに、これはあくまで訓練されていない「一般の人」に限った話。
例えば、日頃からチームで綱引きのトレーニングをしていたり、精神的にも訓練された人達が引いた場合は、集団でも決して個人個人が手を抜くこと無く、引っ張ります。

なので、日々トレーニングを重ねているサッカー選手も、
決して11人という集団になったからといって手を抜くとは限らない、
ということは念頭に置いて考えていきたいと思います。
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しかし、ここに応援が加わるとどうなるでしょうか。

Aさんの個人名を呼び、応援した場合・・・

IMG_4836

なんと応援されたAさんのパワーは「社会的手抜き」の影響を受けず、100㎏を維持!

そう。
Aさんは自分の名前を応援されることでモチベーションが維持され、
フルパワーを維持
できたのです。

しかし、その替わりに、応援されなかったBさん、Cさんのパワーは、
さらに「社会的手抜き」の影響を受け、パワーが減少してしまいます。。。

 

つまり、この実験からわかる結論は・・・

・選手は個人名を呼ばれて応援されると、力を増す!
(本来持っている力をフルに発揮できる)

・特定の選手だけを応援するだけでは、周囲の「社会的手抜き」にも影響してしまうので、
全員にまんべんなく、チャントやコールを行うと、チーム全体がよりパワーアップ!

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実際のサッカーの試合中に、この結果が反映されるのかは、
選手たちの心の中に聞いてみないとわかりません。

しかし、選手個人名のチャントやコールが選手たちの耳に届いたとすれば、
心理学的に見れば、選手たちのプラス要素になっているということがわかります。

また、昨年末にアップされた常盤聡選手のブログでは、
選手個人のチャントが、選手にどういった影響があるのかということを、
選手自身の立場から意見を述べてくれています。

常盤聡『チャントのチカラ』
http://amba.to/1zGkmOD

 

つまり、何か言いたかったかといいますと、、、

選手のコールやチャントは、決して選手を「褒める」ためのものだけではないということ。

良いプレーをしても、不甲斐ないプレーをしても、
選手をより奮い立たせるために、選手コールやチャントは、
とても有効な応援方法なのではないか、ということです。

 

応援方法には、それぞれの国、それぞれのチーム、また、その中でも
それぞれの応援グループ、そして個人個人によって、様々な意見やスタンスがあると思うので、
選手個人のコールやチャントを行うことが、絶対に正だとは言い切れませんし、
もちろんチーム全体を奮い立たせるようなチームチャント・コールも応援には必要不可欠です。

 

あくまで、いちヴェルディサポーターの個人的な意見として、
選手コールやチャントが、選手に心理的に凄くいい影響を与えるのではないか、
ということを、この「大心理学実験」の番組を見て感じたので、
ご紹介させていただきました。

 

特に、今のヴェルディは、決して成熟された選手たちで構成されているわけではないですし、
僕達サポーターが、こういった心理学的な良い影響を与えることで、
より力を発揮してくれる可能性も、十二分にあると思うんですよね。

自分たちの応援によって、より選手たちが力を発揮できる環境を作れるように、
これからも試行錯誤していきたいな、と思っております。

 

参考⇒
https://sites.google.com/site/jssppr/discover_psychology
(日本社会心理学会 広報委員会『NHK「大心理学実験」関連情報』)

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2015年あけましておめでとうございます。

nenga2015

ご挨拶が遅くなりましたが、2015年あけましておめでとうございます。

2014年を振り返る時間がなく、気持ち新たにという実感もあまり無いのですが。。

昨年は流されるままに生きてしまったな、という反省があります。
今年は、今後進むべき道筋をしっかりと見極める年にしたいと思います。

今年の目標はこの3つ。
・節約、貯金(一人暮らし1年半経過、減り続けるばかりなので)
・本をたくさん読む(買って読んでない本たくさん)
・家でぐーたらしすぎない(帰宅後のわずかな時間の有効活用!)

 

やはりヴェルディという大木が自分の人生の中心に立っています。
それが自分のやりたいこと、やるべきことではあるんだけど、
うまいこと時間が取れなかったり、思い通りに行かないこともある。
仕事も嫌いなわけではないし、やりがいも成長も感じているので、
「ライスワーク」と「ライフワーク」の二足のわらじは、
今後も自分がうまくバランス取って履きこなしていかなきゃならない。
2014年はそのバランスが比較的うまく行ったのかなと思います。

責任ある仕事も任せてもらいつつ、ヴェルディも全試合スタジアムに行くことが出来た。
2014年のうまくやれたこの感覚を今年も続けて、もっと効率的に、うまく両方こなしていくことが目標です。
今年の、というより、これは自分の一生の課題ですね。

 

「時間がない」という言い訳はもうナシにします。
自分がやるべきことを、すべてやりこなせる人間を目指して。

2015年も、皆様にご迷惑おかけするかとは思いますが、
前向きに、楽しく過ごして行きたいと思います。
ベレーザの優勝&ヴェルディのストーブリーグが史上最も平和、と素晴らしいスタートを切れているので、ずっとこの調子維持で。

よろしくお願い致します!

 

追伸;
今年の年賀状の写真は、昨年、自分にとって一番印象深い試合(vs讃岐@丸亀)で、試合前にたそがれる俺を知らないうちに撮られていた写真です。
仲間の大切さ、熱い気持ちが心に染みた試合でした。

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夏の終わりに聴きたい俺的ベスト10 その1

もはや半年に一回ペース。
自分でも存在を忘れかけていました。

突然、しかも多少時期が遅いけど、夏の終わりに聴きたい俺的ベスト10をご紹介したいと思います。

テーマは「切ない疾走感」。
夏の終わりの、この駆け抜けてやろうという疾走感と、終わってしまうんだという切なさが同居した、グッと来る曲ばかりですので気が向いたら聴いてみてください。



1・ FRIENDS / GOING STEADY & HOLIDAYS cover

イチオシしたいのがこの曲。
イントロを聴くだけで、夏の終わりの浜辺の様子が頭に浮かんできます。
初期ゴイステは名曲揃いですが、この曲が一番好き。
切なさと、青春の粗っぽさがなんとも言えないです。

オリジナルももちろん良いんだけど、この曲、HOLiDAYSというガールズボーカルの3ピースバンドのカバーバージョンが素晴らしいのです。

原曲よりアップテンポで、疾走感が増すことで、より過ぎ去っていく夏が切なく感じるという・・・本当に良いアレンジです。あっという間に終わっちゃうんだけど、清々しい一曲。




2・ ナツメグ / andymori
3・ すごい速さ / andymori

夏の終わりの曲ってのは、疾走しすぎてあっという間に終わっちゃうのが多いんでしょうか。
あっという間に終わっちゃうシリーズでいったら、「ナツメグ」の右に出る曲はない。
「すごい速さ」も、曲名通り、サクっと終わります。
どちらの曲も、砂浜!とか海!とか青空!って感じじゃなくて、グダグダしてたら、あ、夏終わっちゃった、という感じです。そういう夏も、悪くない。
「すごい速さ」のPV、大好きです。



4・ 夢風鈴 / ムラマサ☆

ムラマサ☆後期のキラーチューンでもある夢風鈴。アップテンポなメロディと、切ない歌詞のギャップが心をくすぐる。
もう解散してから5年か・・・みんなオーバーサーティーですね。
本当に、ムラマサ☆解散以降、スカバンドが減ったよな。。。毎月のようにライブに行っていた大学時代が懐かしいです。




5・ セントレイ / サカナクション

歌詞は夏って感じでも無いんですが、ROCK IN JAPANのDJブースで聴いた時の印象が強くて、
その時の少し涼しい夜のあの空気と、イントロの電子音が妙にマッチして、心から離れないんだよね。



残りはまたあすた!



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