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選手コール・チャントについて、心理学の実験を元に考えてみる

お正月にNHKでやっていた「大心理学実験」という番組が、
サポーターにとってとても興味深い内容だったので、ご紹介したいと思います。

 

※あくまで僕の個人的な意見なので、誰かを批判したり、誰かにこの内容を強要するという訳ではありませんし、僕の狭い知識や見地を元にした内容なので、間違いもあるかもしれませんのでご了承ください。

 

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サポーターにとって「個人の選手を応援する」ということは、
日本独自に築き上げられた文化なんじゃないかと思います。

世界を例に見ると、スタジアムに掲げられているゲーフラや横断幕は、ほとんどが
チーム全体に向けられている物が多いように感じます。
また、チャントやコールに関しても、一部のレジェンド的な選手を除いては、
試合中に特定の選手を応援するということは、海外ではなかなか見られないかと思います。

学生の頃にアンフィールドのKOP(ゴール裏)を体験した際も、
選手チャントやコールがあったのは
「♪スティーブン・ジェラ〜ジェラ〜(ケセラセラのメロディーで)」

「シャビーアロンソ!(** * **)」
だけだったと記憶しています。

日本のサポーター文化で、チーム全体に加えて、
選手個人を応援するスタイルが定着した理由については、
日本人の性格的なものだったり、
例えば野球の応援からの流れだったり、
アメリカW杯予選の時にウルトラスニッポンが代表選手全員の個人チャントを作ったり、
ということに由来するとは思いますが、
その理由についてはまた別の機会に詳しく調べてみようと思います。

 

さて!
前置き長くなりましたが本題に入りたいと思います。

 

「社会的手抜き(Social loafing)」という言葉をご存知でしょうか。
簡単に言えば、人は集団になればなるほど手を抜いてしまう、ということです。

例えば、綱引きをする時に、

Aさんが1人で引いた場合を100㎏の力をすると、
2人で引いた場合、Aさんの力は93㎏、3人で引いた場合は85㎏、
そして8人で引いた場合は、なんと半分以下の49㎏まで減少します。
(リンゲルマンの綱引き実験)

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ちなみに、これはあくまで訓練されていない「一般の人」に限った話。
例えば、日頃からチームで綱引きのトレーニングをしていたり、精神的にも訓練された人達が引いた場合は、集団でも決して個人個人が手を抜くこと無く、引っ張ります。

なので、日々トレーニングを重ねているサッカー選手も、
決して11人という集団になったからといって手を抜くとは限らない、
ということは念頭に置いて考えていきたいと思います。
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しかし、ここに応援が加わるとどうなるでしょうか。

Aさんの個人名を呼び、応援した場合・・・

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なんと応援されたAさんのパワーは「社会的手抜き」の影響を受けず、100㎏を維持!

そう。
Aさんは自分の名前を応援されることでモチベーションが維持され、
フルパワーを維持
できたのです。

しかし、その替わりに、応援されなかったBさん、Cさんのパワーは、
さらに「社会的手抜き」の影響を受け、パワーが減少してしまいます。。。

 

つまり、この実験からわかる結論は・・・

・選手は個人名を呼ばれて応援されると、力を増す!
(本来持っている力をフルに発揮できる)

・特定の選手だけを応援するだけでは、周囲の「社会的手抜き」にも影響してしまうので、
全員にまんべんなく、チャントやコールを行うと、チーム全体がよりパワーアップ!

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実際のサッカーの試合中に、この結果が反映されるのかは、
選手たちの心の中に聞いてみないとわかりません。

しかし、選手個人名のチャントやコールが選手たちの耳に届いたとすれば、
心理学的に見れば、選手たちのプラス要素になっているということがわかります。

また、昨年末にアップされた常盤聡選手のブログでは、
選手個人のチャントが、選手にどういった影響があるのかということを、
選手自身の立場から意見を述べてくれています。

常盤聡『チャントのチカラ』
http://amba.to/1zGkmOD

 

つまり、何か言いたかったかといいますと、、、

選手のコールやチャントは、決して選手を「褒める」ためのものだけではないということ。

良いプレーをしても、不甲斐ないプレーをしても、
選手をより奮い立たせるために、選手コールやチャントは、
とても有効な応援方法なのではないか、ということです。

 

応援方法には、それぞれの国、それぞれのチーム、また、その中でも
それぞれの応援グループ、そして個人個人によって、様々な意見やスタンスがあると思うので、
選手個人のコールやチャントを行うことが、絶対に正だとは言い切れませんし、
もちろんチーム全体を奮い立たせるようなチームチャント・コールも応援には必要不可欠です。

 

あくまで、いちヴェルディサポーターの個人的な意見として、
選手コールやチャントが、選手に心理的に凄くいい影響を与えるのではないか、
ということを、この「大心理学実験」の番組を見て感じたので、
ご紹介させていただきました。

 

特に、今のヴェルディは、決して成熟された選手たちで構成されているわけではないですし、
僕達サポーターが、こういった心理学的な良い影響を与えることで、
より力を発揮してくれる可能性も、十二分にあると思うんですよね。

自分たちの応援によって、より選手たちが力を発揮できる環境を作れるように、
これからも試行錯誤していきたいな、と思っております。

 

参考⇒
https://sites.google.com/site/jssppr/discover_psychology
(日本社会心理学会 広報委員会『NHK「大心理学実験」関連情報』)

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2015年あけましておめでとうございます。

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ご挨拶が遅くなりましたが、2015年あけましておめでとうございます。

2014年を振り返る時間がなく、気持ち新たにという実感もあまり無いのですが。。

昨年は流されるままに生きてしまったな、という反省があります。
今年は、今後進むべき道筋をしっかりと見極める年にしたいと思います。

今年の目標はこの3つ。
・節約、貯金(一人暮らし1年半経過、減り続けるばかりなので)
・本をたくさん読む(買って読んでない本たくさん)
・家でぐーたらしすぎない(帰宅後のわずかな時間の有効活用!)

 

やはりヴェルディという大木が自分の人生の中心に立っています。
それが自分のやりたいこと、やるべきことではあるんだけど、
うまいこと時間が取れなかったり、思い通りに行かないこともある。
仕事も嫌いなわけではないし、やりがいも成長も感じているので、
「ライスワーク」と「ライフワーク」の二足のわらじは、
今後も自分がうまくバランス取って履きこなしていかなきゃならない。
2014年はそのバランスが比較的うまく行ったのかなと思います。

責任ある仕事も任せてもらいつつ、ヴェルディも全試合スタジアムに行くことが出来た。
2014年のうまくやれたこの感覚を今年も続けて、もっと効率的に、うまく両方こなしていくことが目標です。
今年の、というより、これは自分の一生の課題ですね。

 

「時間がない」という言い訳はもうナシにします。
自分がやるべきことを、すべてやりこなせる人間を目指して。

2015年も、皆様にご迷惑おかけするかとは思いますが、
前向きに、楽しく過ごして行きたいと思います。
ベレーザの優勝&ヴェルディのストーブリーグが史上最も平和、と素晴らしいスタートを切れているので、ずっとこの調子維持で。

よろしくお願い致します!

 

追伸;
今年の年賀状の写真は、昨年、自分にとって一番印象深い試合(vs讃岐@丸亀)で、試合前にたそがれる俺を知らないうちに撮られていた写真です。
仲間の大切さ、熱い気持ちが心に染みた試合でした。

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