2013 1/23 01:37
玉井詩織が改めて気付かせてくれた、ゴール裏のあり方
昨日ツイッターでなんとなく呟いたこと、ちょっとまとめて書いておきたかったので久々にブログ書きます。
僕は今年でゴール裏で応援をはじめて12年になりますが、ヴェルディとベレーザ以外のゴール裏は全く知らないので(たまに代表に行ったりするけど)他のチームの応援については詳しく知らないので、「かっこいいな」とか「あそこはあんまり好きじゃないな」とか思うことはあるけど、特に言及したり批判したりはするつもりはないので、あくまでも、ヴェルディに限った話として呼んでもらえると嬉しいです!
まず、去年の春過ぎあたりから、なんか「ももクロ」っていうのに足突っ込んじゃいまして、まぁ、またお金のかかる趣味ができてしまったわけなんですが…。
夏に、初めてももクロの現場(ライブのことね。最近アイドル用語の知識も増えてきた。)に行った時に、僕は箱推しのグレーのTシャツ(箱推しとは、メンバー全員を推すことね。)を着て、ちょっと箱推しTをオシャレに着こなしてみました、みたいな調子乗った感じで行ったんですよ。
そしたら、ものの見事に浮いちゃって。
もう周りの人達はみんな、推し色(応援しているメンバーの色)のTシャツやらハッピやらリストバンドやらサイリウムやら…
それに、公式グッズ身に付けるだけじゃなくて、靴からズボンから、もう全身推し色意識。
それが現場の標準だったんですよ。
初めての現場だったから、仕方ないことなんですが、僕は衝撃というか恥ずかしさを感じてしまい、そのライブが終わった後に焦ってネットでしおりんのグッズ買って、ライブ用の短パンとか靴下とかニット帽とかヘアバンドとか、とにかく黄色のものを揃えたんです。
元々、フットサルでもなんでも「形から入る」人間なもんで、そういうのを揃えなきゃ気が済まない、という自分の性格的なこともあるだろうけど、とにかく、モノノフ達が作り上げた独特の雰囲気が僕を突き動かしました。
(モノノフ=ももクロファンのこと。詳しくはググってくれ)
そういった、僕の心に初期衝動を引き起こした現場の空気。
これこそが、ヴェルディのゴール裏に必要な事なんじゃないかなって。
アイドルの現場に、推しT、推しハッピ、推しタオル、サイリウムがあるように、
ゴール裏にも、レプリカユニ、好きな選手のTシャツ、タオマフ、フラッグがあります。
僕は一応、真ん中に近い場所で応援をしているんだけど、そこにいるコアな人達が、スカしてたら何にも始まらないなって。コアな人達こそが、徹底して「色」を出して行かないと、初めて来た人やライト層の人達が「あ、緑着なきゃ…タオマフ買わなきゃ…」って思ってくれない。
つまり、コアサポだからってカッコつけて私服で応援したりしてちゃダメだなって。
ここは、自分も反省すべき点でもある。
(ヴェルディに限った話だから、他のチームではそれでも良いのかも。少なくともヴェルディのゴール裏では、シーチケ&レプリカ保有者が5000人超えるまでやるべきじゃないかなって。)
人を増やす、手拍子をしてもらう、旗を振ってもらう、グッズを買ってもらう…
そのためには、まず真ん中にいる人達が狂ったくらいに徹底してやらなきゃいけない。
長らくゴール裏にいることで、そういう感覚が薄れてきていたけど、ももクロの現場という新しい環境が、気付かせてくれました。
アイドルのコンサートだからって、バカにしちゃいけない。
そこから、サポーターが学ぶこともあるんです。
さらに、これでは終わらないんだ。
推し色グッズ揃えて万全の態勢で行った次のライブでは、次なる難関「コール」と「振りコピ」が待っていたんだ。
これもまさに、ゴール裏に通じるものがあるよね。
初めて試合に来た人に、グッズを買ってもらって、「今度はゴール裏であの人達と応援したい」って思ってもらって、次来た時には応援にハマってもらって・・・
これが新しいサポーター獲得のための理想の流れだけど、自分はまんまとももクロの現場でこれにハマってしまったわけ。
やっぱりライブを楽しむにはコールを完璧に覚えなきゃな、って思って、今度はYouTubeで必死にコールと振りを覚えました。
誰かがアップしてくれたももクロのコール練習動画を見て、コールや口上を覚えた僕のように、ヴェルディのコールやチャントの動画を見て、新しくヴェルディを好きになってくれた人が、ヴェルディの応援を覚えてくれれば良いなぁ。
長くなってしまったけど最後に、、、
紅白出場が決まった日の夜のオールナイトニッポンで、玉井詩織が涙を必死でこらえながら伝えてくれた思いを聴いて、僕はハッとしました。
(何度聴いても、この時の5人のメッセージは胸にグッと刺さる・・・)
「紅白達成できたのは、やっぱりどんな時もももクロを応援してくださったファンの方のおかげだと思うので、、、だから昔から応援してくれた方も、最近応援し始めてくれた方も、ももクロを好きな気持ちにはきっと変わりはないと思うので、本当にみなさんの応援があるから、こうやって着々と夢を叶えられてるのかなって、、、」
そう。
新規ファンだって、古参のファンだって、ひとたび、スタジアムやライブ会場に入ってしまえば、その気持ちに優劣は無いんだ。
きっと、ももクロにしろサッカーのゴール裏にしろ、新しく加わった人達って、時に劣等感を感じる事があると思う。
例えば僕も、6人のももクロを知らないから、下積み時代や中野サンプラザの感動も知らない。ネットや昔の雑誌やDVDで得た知識だけだから、長く現場でももクロを応援してきた人達の生の経験には当たり前だけどかなわない。だから、どうしても新規であることに負い目を感じてしまうこともある。
でも、逆にヴェルディでは僕はそういった新しく加わった人達が、負い目を感じる事のないゴール裏の環境を作って行かなければいけないんだな…玉井さんの言葉を聴いて、改めて、目指す方向や、自分がやるべきことが固まった気がします。
(多少、後付け感はありますが。笑)
本当に、玉井さんの言葉にもあるように、「昔から応援している人も、最近応援を始めた人達も、ヴェルディを好きな気持ちには変わりはない」のですよ。
ヴェルディの関しては、自分も多少「昔からやってるんだぜ」感を出してしまうことがあるので、そういうマイナスな部分は極力無くして行きたいなと思いました。
もちろん、ももクロも、ヴェルディも、「昔から応援していることの大切さ」もあるから、そこは一番に尊重したいですし、自分も長くやっているという誇りとか、経験によって生まれた知識や技術は、最大限に活かしていかなければなりません。
何もしないで「俺、昔からいるから偉いんだぜ」感出してるのが一番かっこ悪いからね。
さて、、、
ももクロは心に癒しや刺激を与えてくれるけど、やっぱり僕の生きる場所はヴェルディのゴール裏なので、こういう経験を生かし、試行錯誤しながらもっと良いゴール裏を目指して2013年も邁進していきます。
そして、もしまた僕がコールリーダーをやる機会があったら、この玉井詩織の言葉をお借りして、皆さんに僕の思いを伝えられればな、と思っています。