最近見た映画(序)

ブログを書くことに関しては、3日坊主を地で行っているでお馴染みのキウチです。

誰の糧にもならないからいいや、と思いつつも、書かないことは実は一番自分の糧になっていないということにようやく気が付きました。感じたことを開放すればまた何かが生まれるかもしれない、という期待を持って。

配信サービスのおかげですっかりTSUTAYAにも行かなくなってしまった。何に関してもそうだけど、「便利になって行われなくなった行為」には何にも変え難い価値があったというのを、このご時世になって感じるようになった。
恋人とフラッとTSUTAYAに寄り、何を観ようか、これがいい、あれは嫌だ、結局俺が全く観たくないディズニーの映画に落ち着く。あの時の無駄に思えた数十分には、実は、テレビの前でポチポチリモコンを操作して映画を選んでいるだけでは得られない幸福が含まれていたのだ。(いや、そもそも今恋人いないから補正入ってんじゃん、というツッコミはなしで)
え、恋人がいれば、テレビの前でポチポチリモコン操作して映画選ぶのも楽しいって?
いやいや、TSUTAYAでパッケージ取って裏面のあらすじ読んだりさ、「お互い10分間で観たい映画3本選んでその中から決めよう」とかいって別行動して探したりさ、のれんをくぐる男性に対して「俺は今彼女と来ているから、のれんの中には用は無いのだよ」という無駄な優越感は、テレビの前でポチポチやってるだけじゃあ、感じられんのだよ!

「便利」とは違う角度だけど、こういうご時世になって増えた「配信ライブ」というものに全く興味が湧かないのだ。15年以上ライブに通い続けた大好きなアーティストも、沼にドハマリしたアイドルも、何度が配信ライブを行っていたが、どれもスルーしてしまった。
つまり、自分がライブに求めていたのは「音楽を聴く」ということではなく、「空気を感じる」ことだったのだ。

チケットが手元に届いた時のワクワク。
何時に駅に着いてあそこのロッカーに荷物入れて、終わったあとはあの銭湯に行って…でも終電間に合うかな、と計画する時のソワソワ。
早くお目当て出ないかなと思って聴く気はなかったけど、実は初見の対バン相手もすごく好みだった時の、お得感。
暗くなってSEが鳴った時の胸の高鳴り。
一番好きな曲を序盤にやっちゃった時の、もう満足したから帰ってもいいわ感。
アンコールでブチ上がるのを期待してたのに、静かな曲で締められた時の、それじゃない感。

それを全部含めての「ライブが好き」だったんだ。

配信ライブをして活動をしなければ、アーティストは死んでしまう。俺も好きなアーティストが死んでしまうのは嫌だ。
でもこんなご時世でも、やっぱりライブで感じる事ができるものを、アーティストには求めたい。心が死んでしまう前に!

映画の話をするつもりで書き始めたのに、だいぶ逸れてしまいました…
偉そうにTSUTAYA論について語った自分も、月額を払ってるし…ということでNetflixやAmazonプライムのお世話になっている今日このごろ、次回あたりから観たものを紹介できればいいな…。

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Category : エイガ,ニッキ

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