Monthly Archives » 12月2010
先週、浜松で「ノルウェイの森」を観てきました。
SHAKA LABBITSのライブが終わった後、ふとシネコンを覗くとレイトショーでやっていたもんで。
一人でふらっと知らない土地で見るのもオツでしょう。
気分はワタナベですよ。
※大した感想ではないけど、内容に少し触れますので見てない方は注意!
村上春樹は、両親が読んでいたこともあり、高校の頃に「風の歌を聴け」を勧められ少しずつ読み始めました。
淡々と繰り広げられる、日常であり日常でない物語、
そして、それぞれの物語の主人公にある種の憧れを感じ、僕自身も好んで読むようになります。
ノルウェイの森は、村上春樹作品の中では一番わかりやすいストーリー展開(それでもかなりひねくれているけど)だし、可愛げな女子も登場する。
それに、読んだ時期が大学入りたてで、主人公のワタナベと同年齢だったということもあり、比較的受け入れられる部分の多い物語なので、映画化を楽しみにしていました。
まず、キャストは皆とても素晴らしかったです。
唯一、直子の菊地凛子はちょっとアクが強すぎるんじゃないかと思ってたけど、
(個人的には鈴木杏が良いのになーって思ってました)
実際に見てみると、おそらく菊地凛子以外に適役はいないと感じるほど。
どもってうまく喋れない感じだったり、ささやくような喋り方が、本当に上手いかと思いきや
泣き喚くシーンでも演技っぽさを全く感じさせず、そのギャップは直子そのもの。
マツケンのねっとりした喋り方も、村上春樹のセリフに最適だし、
何より、ミドリ役の水原希子が大当たりだったと思います。
あの唇は半端ない!
ミドリのエキセントリック感が、あの顔、あの声にピッタリでした。
映像の部分では、前評価も高かったし、独特のカメラアングルも、見ていて気持ちよかったんだけど
もうちょっと細かい部分を表現してほしかったなという印象。
外国人監督だからなのかわからないけど、日本的な良さがあまり無かった感じでした。
ここまでは、映画としては本当に素晴らしいと思うんだけど、
問題はストーリー展開・・・
自分が原作で読んで、とても印象深く心に残ったシーンがことごとくカットされてました。
長編小説を2時間に収めるのはそりゃ大変だとは思うけど、
そこでこのシーンカットしたら全然話の良さが伝わらないんじゃ・・・っていう部分がいくつも。
特に、
・突撃隊が蛍を見せてくれるエピソード
・ミドリの父親にキュウリを食べさせるエピソード
・レイコさんのギターで音楽葬
この3つが無かったのは本当に残念。
追い詰められているワタナベが、ふと心を落ち着かせることのできる場面だけに、
これが抜けているとワタナベの心境の変化が全然わからない。
突撃隊も、ミドリの父親も、あんなちょっとしか出てこないなら意味ないなーって感じです。
そして、直子の死。
自殺の前触れで、レイコさんと一晩過ごすシーンが無いため、あれじゃあ直子がただ単に
気が狂って自殺したみたいになっちゃってる。
さらに、その後レイコさんとワタナベが交わるに至る過程も、音楽葬のシーンが無いために
え、なんでオバサンと寝てんだよ、ワタナベ!って、目が点ですよ。
直子の死って、もっと静かにやってくるような気がするし、そこまで悲劇という感じでもないのだけど、なんだか音楽も映像もちょっとおどろおどろし過ぎてた気がしました。
というわけで、ちょっと芸術点(とエロ点)を稼ごうとしすぎて、物語本来の温かみが薄れてしまった
っていう感想です。
ノルウェイの森は、もっとゆっくり進むべき物語だと思います。
2時間じゃ足りないですね。
スケールが全く違うけど、ソラニンは、原作の温もりと冷たさが実写でも消えてなかったから、映画も受け入れられたような気がしました。
でも・・・
水原希子のミドリはたまらんかったです。(結局そこ)
くちびr(ry
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2010.12.19 vs 神戸ユース @刈谷 撮影:ひらちゃん
日曜は刈谷でJユース準々決勝、神戸ユース戦でした。
元々土曜日にSHAKA LABBITSのライブで浜松で行く予定だったので
どんぴしゃな日程に、一人で歓喜していました。
しかも18切符の期間内ということで、久しぶりに鈍行列車の旅。
浜松なんてあっという間です。昼前に日野を出て、夕方には着いちゃう。
浜松に着いてびっくりしたのは、ブラジル人の多さ。
携帯ショップにはポルトガル語の案内もしっかりありました。
ライブ見て、レイトショーで映画見て、一人で健康ランド泊まって。
学生時代のお決まりのコースも、社会人になってからはそうそうできないから、じっくり堪能しました。
昭和の臭いが漂う健康ランド。
決して清潔で快適とは言えないけど、悪くないです。
たまに、見知らぬオッサンらと雑魚寝するのも良いと思うよ。
浜松から刈谷は1時間ちょい。
早く着いたので、F東vs柏の第一試合をガス側で観戦。
◯ゲ林社長が近くにいらっしゃいました。
試合は、トップチームよりよっぽど綺麗なムービングサッカーを披露したF東が2−0で快勝。
ゴールが決まると、親御さんもワッショイワッショイやってました。
ヴェルディもゴール後に、スタジアム全体で盛り上がれるチャントが欲しいなあとつくづく思いましたよ。
試合前に、レン君(に似てる人)が登場。
まさかの登場に一同驚く。
スタメンはベストメンバー。
ーー南秀仁ーー相馬将夏ーー
杉本竜士ーーーーーー山浦新
ーー小林祐希ー渋谷亮ーーー
長田海人ーーーーーー大木暁
ーー高野光司ーーコリンーー
ーーーーーナイルーーーーー
試合は、養和戦に引き続くパッとしない流れ。
どうも、夏の快進撃の時の素晴らしいサッカーの印象が強すぎるんだけど、
一年間通して見ている味岡さんに言わせると
「いつもこんな感じで、夏が異常だっただけ」らしい。
それでも、高野がJ1でスタメンを張っている小川慶治朗を抑えていたし
渋谷を中心とした中盤の守備も良かった。
ノロウイルスから復活した海人の存在も大きかったと思う。
竜士の突破から、こぼれ球を南が押し込んで先制し、前半は1−0。
後半も竜士のドリブルが冴える。
特に、2点目に繋がるゴールライン際の粘りからの突破は圧巻でした。
もちろん、テクニックも優れているんだけど、技に頼らないドリブルというか、
前を向く姿勢と一瞬のスピードは、河野以上のモノを持っているかも。
それに、守備でも献身的に走ってくれるのはかなりデカイ。
祐希は、飛び道具の無回転FKは不発だったけど、流れの中から2得点。
得点以外は消え気味だったけど、ここぞという場面で仕事をするのはさすが。
しかも2得点とも利き足じゃない右足だったかな?
ゴール後の祐希チャントゴリ押しは楽しかった!
鳴り物禁止だったけど、バチで手すり叩いたら、シンバルっぽい音になって
なかなかイイ味を出していました。
南を早々に下げて、期待の中島翔哉を投入するも、その後は特にチャンスも無く。
逆に、高野の不運なハンドからのPKと、終了間際に軽い守備からドフリーでヘッドを決められ3−2にされてしまう。
さらにロスタイムには、菜入の不用意なミスからコーナーのピンチを招き、冷や冷や。
なんとか逃げ切ったものの、選手たちは浮かない表情だったなー。
長田は元気だったけど。笑
前日に作った渋谷ゲーフラをご本人に掲げてもらう。
NHK出演で一躍有名になったお父さんも写真撮ってました。
渋谷本人より、サトルの反応が面白かったね。笑
帰りは車に乗せてもらい、帰京。
運転してくれたかっちゃんさんと小林さんありがとうございました。
23日の準決勝は行けませんが、なんとか決勝まで残ってほしい・・・
ちなみに四強は京都×F東、ヴェルディ×マリノス。
クラシコとダービーに勝って、日本一になってやりましょう!
それにしても、J1のユースはだらしないな。
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ご無沙汰しております。
2010年も残すところあと2週間。
最近は一気に冷え込んできてますが、みなさんはお元気でしょうか。
実は今年で、僕がヴェルディのゴール裏に通いだしてから、ちょうど10年が経ちました。
小学生の頃は川崎に住んでいて、少年団にも入っていたので、自然とヴェルディを応援するようになりました。
当時はJリーグブーム真っ只中ですから、気軽に試合なんか見に行けません。
若手選手のサッカー教室に行ったり、川崎球場でやったファン感謝祭に行って
木梨のチームと対戦するのを見たり、リフティング大会でビスマルクと握手をしたり・・・
たまたま観に行った試合で、代表でラモスがいなかったかなんかで、菅原が10番付けてて、
しかも超ロングシュートを決めたのが、記憶の片隅にあります。
しかし、自分の成長と共に、ヴェルディはだんだん弱くなっていき・・・
中学に上がった99年、年に何試合か試合に通うようになったのはこのころです。
ホーム等々力が真っ赤に染まった中、後半ロスタイムに、レッズのJ2降格に追い込んだ北澤の執念のゴールの熱狂は鮮明に覚えてます。
ゴール裏の応援に興味を持ち始めたのもこのころ。
横国でやったマリノス戦、当時のヴェルディサポは、ホントに50人もいなくて、
これはちょっとヤバイんじゃないか!?と、中学生ながらに危機感を覚えます。
その頃に、当時大学生だった雨宮氏とも知り合い、応援というものに目覚め始めます。
この人との出会いが、人生の分岐点だったかもしれません。
そして東京移転初年度の2001年、ついに初めてシーズンチケットを購入。
高校は、土日に試合を観に行けないからという理由でサッカー部には入らず、
本格的なヴェルディ生活がスタートしたわけです。
まあ、そこからはいろいろありまくったんではしょります。
「そこからが一番大事だろ!」というツッコミは無しで。
途中で、中嶋ユウキという人間が現れ、この人の存在により、自分はより真剣にゴール裏に関して考え、活動するようになりました。
そしてゴール裏を通じて、数多くの仲間ができました。
ゴール裏での人との出会いが、自分を人間としてより成長させてくれたと思っています。
是非、みんなとは爺さんになるまで付き合っていきたいです。
今年は、チーム消滅という危機に瀕しました。
ヴェルディが無くなるということは、毎週末に仲間と会うこともなくなる。
それは、僕の人生にとっては考えられないことです。
それもなんとか食い止め(詳しいことははしょるけど)
今こうしてまた来年に対するワクワクドキドキを感じられるということが、
どれだけ幸せなことなんだろう!
今、ひしひしと実感しています。
まあつまり、来年以降もまた、よろしくお願いしますということで。
そろそろ纏まらなくなってきたので、失礼させていただきます。
とにかく。
10年目を終えたということで、自分としても貫いてきたという自負はありますし、
でもまだまだ足りない、もっとできる部分も沢山あります。
そろそろ、若手とも言えない年齢になってきましたが(もうオリンピック出れないし)
またみんなで楽しんで、良いゴール裏を創っていきたいと思ってます。
そんな感じで。
2010年の総集編的スライドショー〜選手バージョン〜を作ってみました。
写真を提供していただいた、ヴェルディ写真記さん、ありがとうございます。
(ほとんど公式の写真勝手に使ってるのは内緒で)
音楽は、GIANT KILLINGの主題歌、The Cherry Cokesのmy story ~まだ見ぬ明日へ~ です。
今のヴェルディにぴったりな曲かなと思いまして。
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