日本の女子は強い。

日本がフットボールで世界一になりました。
(サッカーじゃなくてフットボールって言うと、より凄さが増す気がするので、あえてかっこつけて)

もちろん、男子とは比べる対象にはならないけど、
それでも、フットボールの大会で、ブラジルよりもドイツよりもイングランドよりも、日本の方が上にいる。
凄いことだと思います。
そして、世界中が日本のフットボールを称賛してる。
日本人のフットボールファンとして、これほど誇り高き事は無いです。男子だろうが女子だろうが。



この写真もそうだけど、何もかもがドラマの様な展開でしたね。
24回戦って0勝の相手に、攻められまくって耐えたけど先行されてギリギリで追いついて。でも相手エースが決めてもう終わったと思ったら、今度はこっちのエースが決めて追いついて。そして最後に笑ったのは日本。で、エースが得点王でMVP。こんなの、高橋陽一でも考えつかない展開でしょう。

それこそ結果知らないで聞いたら、「そんなキャプ翼みたいなストーリーあるわけねーよ」って思っちゃうような凄い展開でした。




ヴェルディというクラブを応援していると、自然と女子サッカーに触れる機会も多くなります。
初めてまともにベレーザを見たのは、2003年くらいだったかな。当時、ベレーザには山口、豊田、井関、岩清水(当時はイワシは全然目立ってなかった)と、自分と同世代の選手がたくさんいた記憶があります。

その頃から今まで、ベレーザをはじめ、なでしこを応援し続けたサポーターの人たちの力も、今回のワールドカップ優勝に大きく貢献していると思います。




俺なんか、あの選手がかわいいだの、女子サッカーに関しては完全にミーハーです。
でも、今回のサッカーは本当に面白かった。
これほど、団結力や執念が目に見えて伝わってくるサッカーなんて、そうそう見れませんよ。

なので、このなでしこジャパンを、日本人として本当に誇りに思います。

そしてやっぱりサッカーは面白い!
男子も女子も関係無い!




これからは、女子サッカーに関する環境や待遇が色々と問題になってくるかもしれません。
ひとりのサッカーファンとして出来ることは、このなでしこブームを消えないようにすること。
細くてもいいから、消えないように。

年に数回でも、なでしこリーグを観に行くとか、好きなチームの後援会に入るとか。

僕ら日本のサッカーファンは、これだけ、なでしこ達に良い思いさせてもらってるんだから。

イングランド人が「この大会で日本に勝ったのは、イングランドだけだぜ」とかいって自慢してるんすよ?
めちゃくちゃ鼻高いじゃないですか。






以下、超たくましい、なでしこ達のコメント。

FW 9 川澄奈穂美
「2点目を決められた時には、ナガ(永里優季)と『これくらいの方が楽しいよね』と話していました(笑)。」

DF 4 熊谷紗希
「大会を振り返ると、やられたところは本当に顕著にやられました。
 それはスピードとクロスへの対応。この2つは、これから練習しなければいけないです。
 言い換えれば、わたしにはまだまだ成長できるところがある。
 それが分かって良かったなと思います」

MF 8 宮間あや
「PK戦ではわたしが1番目のキッカーでしたが、これは事前に決めていたわけではなくて、
 PK戦の直前に言い渡されたオーダー通りの順番です。PK戦はほとんどが運。
 PK戦に入った時点でもう、わたしは勝ち負けを気にしませんでした」

FW 7 安藤梢
「今大会では、強豪国に勝って自信がつきました。もちろんアメリカ、ドイツ、
 ブラジルは強いです。でも、次にこういった国と戦うときは、『こっちは世界一だぞ』
 という気持ちになるでしょうから、ますます負けるわけにはいかないですね」

DF 15 鮫島彩
「わたしは、皆さんが作ってくれた環境の中で、自分が好きなサッカーをやってきただけというか……。
 なので、そういう方々に対して感謝の気持ちしかないですね。
 特に、福島県の方々に「ありがとうございます」と言いたいです」

MF 6 阪口夢穂
「こういう舞台で借りを返せてうれしい。ピッチの中でも、諦めんなという声が飛び交っていた。
 後半の途中から相手も疲れてきて、沢さんを前に出して自分が守るというつもりだった。」

DF 3 岩清水梓
「人生で初めてのレッドカードだった。あの瞬間、自分が止めなければこのゲームが終わるかもしれないと思った」

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